コバエ対策2024.03.26
一般にチョウバエやショウジョウバエ、ノミバエなどの体長が2mm~3mmの微小なハエの仲間を「コバエ」と呼んでいます。
暖かくなる4月から増え、わずかな隙間から侵入してくるため、飲食店はもちろん、私たちの生活の中でも不快な虫として扱われています。また、食品のニオイに誘引されたり、光に集まりやすく、食品を扱う工場や店へ飛来し、食材内へ潜り込み、産卵するなど異物混入事故に繋がる危険性が高まります。
コバエ類は飛来してくるだけでなく、少量の餌(残飯や生ごみ・腐敗物など)からでも発生します。
短期間で卵から成虫になるため、わずかでも腐敗物を放置しておくと、突然大量発生してしまいます。
専門業者へ相談頂ければ、発生してからの駆除はもちろん、発生源を断つことや卵からふ化させない薬剤で被害を未然に防ぐことは可能です。
【主なコバエ類】
■ホシチョウバエ
体長1.3mm~2mmで全体が灰色~褐色。羽をハート形に静止します。カラダや羽が毛で覆われ、蝶や蛾に似ています。
排水管や汚水・下水・浄化槽に溜まった水源から多数発生し、屋外を飛来して人間に不快感を与えます。発生場所が不潔であるため、食品に混入した場合には微生物汚染も懸念されます。
■ショウジョウバエ
体長2mm~3mmで全体が黄褐色~黒褐色。赤い目をしており、卵から成虫まで約10日間(25℃前後の気温条件)と非常に早く、寿命は約1ヵ月です。発酵食品や光に集まります。
食品工場、酒・醤油・味噌などのニオイにも誘引され、食品に混入することも多いので注意が必要です。